近代化により、システムは全て紙媒体からパソコン・データのデジタル化へと移り変わりました。さらに、クラウド化することで、さらに業務の効率化やコスト削減などのメリットを生み出しています。今回は、デジタル化を進めるべき理由とクラウドを利用するメリットについてお伝えします。
デジタル化を進めるべき理由
ファイル保管・データ共有に電子メールやサーバー利用、社内情報やスケジュールの共有、給与・会計に人事、eラーニングなど業務の大半のデジタル化されています。このデジタル化によるメリットは、人件費や経費削減に作業の効率化など、働く人の労力を軽減してくれるため現代社会において非常に重要なツールです。
ただし、これらの作業もクラウド化されていない状況であれば、自社サーバーを活用しなければならいや、プログラミングやサーバー関連の技術者を雇用する必要性もあり、人件費のコストや作業面での負担が増えるため、旧来のデジタル化では業務負担が完全に軽減されているとは言い難い状況なのです。
そこで、最新のデジタル化が注目されているのかと言えば、クラウドを導入することで、コスト削減や運用負荷軽減など、多くのメリットを得られるからです。
例えば、システム構築・運用を行う専門職を常時雇わなければならない部分が、契約したクラウドサービスの費用を支払うだけで対処してくれることになれば、雇用面でのコストカットが実現され、システムの運用・監視などが業者に任せられます。また、専門的な知識が必要となるセキュリティーなどのトラブルからの復旧作業の手間も大きく削減できます。
また、デジタル化を進めるべき理由には、新型コロナウイルスや世界情勢が不安定で混乱に陥った場合でも、対処できるシステムが必要になります。
リモートワークへの切り替えなど柔軟な対応ができず業績を落とした企業が多いこともあり、デジタル化やクラウド導入を見直すきっかけにもなったというケースは多いのです。
クラウド利用のメリット
業務上で情報検索・商品売買・管理作業など業務の大半をパソコンやタブレットを使用している企業は多いのですが、レガシーなワークプレイス環境を継続して利用している企業は少なくはありません。
機器だけ最新機種を導入したところで、ソフトウェアやページロードが遅いなどのシステムレベルが低ければ、システムの設計・開発を考えるべきです。より快適なサービス提供や業務遂行する方法として、クラウドサービス(AWSや GCP)を導入することで、初期推進力となり実現力を高めるシステム構築・運用が可能となります。
クラウド導入のメリットは、ネットワーク経由で管理・運用できるサービスとなり、エンジニアや従業員の少ない企業であっても導入コストが抑えられ、拡張性の高いサービスが利用できるため、最適なインフラ設計を進められます。
また、セキュリティ対策やサイバーリスクへの保険をかけるといった意味でも、クラウド導入は企業にメリットを生み出します。
現代のネット社会では、スパムメールやWebサイトの改ざんなど、サイバー攻撃による事故が公的機関や企業でも増え、トラブルによっては社会的評価の低下や損害賠償に発展するケースも少なくはありません。
これらのトラブルを回避・対処しようとすれば、膨大な時間や労力が必要となります。
そこで、クラウド管理の堅牢なセキュリティーを導入することによって、サイバー攻撃からのリスクを軽減させることもできるのです。
クラウド移行について
信頼性の高いインフラを構築するには、膨大な時間と費用が必要となります。
しかし、クラウドへ移行すれば初期投資を抑えられ、すぐに契約したクラウドのインフラを活用することができます。
また、企業規模の拡大によって得られる利益や効率向上によって、全般的なコストカットにも繋がるためスケールアップしやすくなります。もちろん、企業規模によってはスケールダウンさせることも可能となるため、最適な価格でサービスを活用することが可能となり、無駄を省くことができます。
システム管理やデータセンターへの投資・運用への心配も減り、データベース管理・サーバー管理・シャーディング・ロード バランシングなど専門家がいなければ難しいとされる作業もクラウドへ任せられるので、業務へ集中することが出来るため最高のパフォーマンスを発揮することが可能となります。
まとめ
近年、クラウドへの注目度が高まっていることもあり、導入を検討している企業も少なくはありません。しかし、サービスに興味があるけれど、どのようなシステムを構築すれば良いのか検討が付かないというケースもあります。お悩みになられた際には、弊社へご相談くださいませ。
あらゆるご要望にお応えし、プロフェッショナルな技術を活用したクラウドソリューションの導入やシステム設計・運用、セキュリティー向上に至るまでデジタル化をサポート致します。